なぜ田沢湖は青い?「田沢湖ブルー」の理由と湖上から見る魅力

鮮やかな田沢湖ブルーの中を泳ぐ人

田沢湖を初めて見た方が、まず驚くのがあの青さです。田沢湖が青く見える理由は、日本一の深さ、透明度、そして光の性質にあります。「田沢湖ブルー」とも呼ばれる、吸い込まれるように深い青。写真で見て「本当にこんな色なの?」と半信半疑で来た方ほど、実物を見て驚かれます。

では、なぜ田沢湖はあんなに青いのか。そして、同じ田沢湖でも日によって青さがまるで違って見えるのはなぜか。ガイドとして田沢湖を見続けてきた中で感じていることを、正直にお話しします。

一言で言うと「深さ・水・光」が重なるから

田沢湖が青いのは、日本一の深さ、玉川の水に含まれるアルミニウムの粒子、そして光の性質が重なるからです。ただ、本当に面白いのはその先。同じ湖でも、天気や時間、場所によって青さはまるで変わります。

なぜ田沢湖はこんなに青いのか

まずは「なぜ青いのか」。理由は大きく3つあります。

日本一深い「カルデラ湖」だから

田沢湖は最大水深423.4m、日本で一番深い湖です。火山活動でできたすり鉢状のカルデラ湖で、湖面の標高は249m。つまり最深部は海面より174mも低い位置にあります。これほど深いため、真冬でも湖面が凍ることはありません。底まで見通せない深さこそが、あの濃い青の土台です。

深く澄んだ水が、青い光を残すから

太陽の光は、水の中ですべて同じように進むわけではありません。赤い光は水の中で吸収されやすく、青い光が残りやすいため、透明度の高い田沢湖では深い青に見えます。

玉川の水に含まれるアルミニウムが、青い光を反射するから

田沢湖には玉川の水が流れ込んでいます。この水に含まれるごく細かいアルミニウムの粒子が、青い光だけを反射するためと言われています。北海道・美瑛の「青い池」が青く見えるのと同じ仕組みです。実際、田沢湖ほど深くない上流のダム湖(宝仙湖・秋扇湖)も同じ瑠璃色になります。

同じ田沢湖でも、青く見える日とそうでない日がある

ここからは、ガイドとして毎日のように湖に向き合っていて感じることです。同じ田沢湖でも、色が全然違って見える日があります。

特に青く澄んで見えるのは

晴れていて、風がなく、朝から午前中にかけて。風がない日は水面が鏡のように静まって空の青を映し込み、太陽がまだ高く昇りきる前の午前の光が、湖の青を一番きれいに引き出してくれます。

逆に、くすんで見えるのは

曇りの日や風の強い日。同じ場所でも水面がざわついて、灰色がかって見えます。

観光写真で見る「あの青」に出会いたいなら、狙い目は晴れた日の午前中。これは何度も湖に出ているからこそ言える、実感です。

晴れた日に青く輝く田沢湖の水面

浅いところと深いところで、色がはっきり変わる

深いところほど青が濃くなるのは、湖の上に出ると本当によく分かります。浅瀬は透明、少し進むとエメラルドグリーン、そして深いところに来ると一気に濃い青へ。色がはっきり移り変わっていきます。

岸から眺めると一枚の青に見える田沢湖も、ボードで漕ぎ出すと、足元で色がグラデーションのように変わっていくのが見えます。透き通った水底から、底の見えない深い青へ。その境目の上を自分で進んでいく感覚は、湖畔に立っているだけでは味わえません。

手前の浅瀬は透明、沖へ向かって青くなる田沢湖

田沢湖ブルーを一番感じられるのは、水の上

展望台や湖畔から見る田沢湖も、もちろん美しい。ただ、水面に近づくほど青は深くなります。SUPは水面すれすれの目線で、しかも自分の足元の真下を覗き込めるアクティビティです。

晴れた午前中、無風で鏡のようになった湖面にボードで漕ぎ出すと、空の青と湖の青に上下を挟まれて、まるで青の中に浮かんでいるような時間になります。これが、いちばん伝えたい田沢湖ブルーです。

水面に近い目線から見た、青く澄んだ田沢湖

田沢湖ブルーを近くで感じるなら、SUPという選択肢もあります。

まとめ

田沢湖の青は、日本一の深さと澄んだ水、玉川の水に含まれるアルミニウムの粒子、そして光が生み出す色です。同じ湖でも、晴れて風のない午前中は特に深く青く澄みます。そして、その青を一番近くで感じられるのが水の上。Mikkeの田沢湖SUPツアーは少人数制で、ガイドがその日のコンディションに合わせてご案内します。SUPが初めての方はこちらの記事もどうぞ。空と湖の青に包まれる時間を、ぜひ体験しに来てください。

田沢湖ブルーについてのQ&A

よくいただく質問をまとめました。

日本一深く水が澄んでいること、玉川の水に含まれるアルミニウムの細かい粒子が青い光を反射すること、そして深い水ほど赤い光が吸収されて青が残ることが重なって、あの濃い青になります。最大水深は423.4mで、火山活動でできたカルデラ湖です。

晴れていて風のない日の、朝から午前中にかけてが特に青く澄んで見えます。風がないと水面が鏡のようになって空の青を映し込みます。逆に曇りや風の強い日は、水面がざわついて色がくすんで見えます。

湖畔や展望台からも見ることができます。ただ、水面に近づくほど透明感や色の変化を感じやすく、SUPでは水面すれすれの目線で、浅瀬の透明な水から深場の濃い青へ色が変わる様子まで間近に感じられます。

田沢湖でのSUPが気になった方は、こちらもどうぞ。田沢湖SUPは落ちる?どれくらい濡れる?

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ガイドについて

Mikke sup & mountain guide は、秋田県田沢湖を拠点に、少人数制のSUPツアーと山のガイドを行っています。SUPツアーは最大5名までの少人数制。安全を最優先に、一人ひとりのペースに合わせてご案内しています。

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